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片隅抄

2016.08.22

昨日、中通りの知人が、海沿いのわが家を訪ねてきた。車から降りての開口一番は「海のにおいが強い」だった▼震災復興工事で、防潮堤が高くなり、以前に比べ磯香が感じにくくなったと思っているが、知人は、なじみのない香りをとても新鮮に感じた様子だった。この一言を機に、海岸に降りてみた。しかし震災後、砂浜は狭くなり、さらに今、そこに目立つのは土のうの入ったフレコンバッグや工事用の重機ばかり。あらためて「ここは被災地なのだ」と実感させられた▼それでも、寄せる波に手をさらし、海の砂に触れば、毎日海で遊んでいた子供時代の夏休みがよみがえった。そこで思う「今の子どもたちは、地元の海をどれだけ知っているのだろうか」と▼あの時分に体感しておくべきふるさとの海は昔と同じようにそこにあるものの、子どもたちにとって再び身近な存在となることはあるのだろうか。夏の終わりの寂しさも手伝い、感傷的な心持ちになった。

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