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片隅抄

2016.10.31

記事を書く際、「〇日(年)ぶり」と「〇日(年)目」の表現に迷うことがままある。これらは年齢の数え方に例えると分かりやすく「ぶり」は「満年齢」、「目」は「数え年」にあたる▼とすれば「ぶり」は単純な引き算で出せるし、「目」はそれに1を足せばよいわけだが、実際には、手の指を折り声に出して確認するのが常だ。どうもそうやって確認しないと落ち着かないのだ▼ことほど左様に日本語は難しい。と思いつつ、井上ひさしの『ニホン語日記』を開いた。目に留まったのは「〇から〇つ目」の数え方についてだ。例えば「左から2つ目」と言えば、一番左を1つ目と数える。が、「いわき駅から上り線2つ目の駅は?」となると、どうだろうか。大概は、1つ目としていわき駅は数えず、その次の次の駅である湯本駅と答えるだろう▼氏は、この数え方を「新鮮な驚き」と称し「当たり前なことだけに簡単に解明できない疑問」としていた。とかく日本語は面白い。

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