12月から、繊維製品の洗濯表示が変わった。従来のものは日本独自のもので国際規格に整合していなかったことから、これを見直し、記号の種類は22から41に増えた▼消費者庁は「よりきめ細かい情報が提供できる」としている。また、国内外で表示が統一されることで「海外で購入した製品の取り扱いが円滑になる」とも▼が、□や〇といった記号が目立ち、アイロンの温度表示も「低中高」から「・」の数となり、見慣れないせいか、前より分かりにくくなった気がしないでもない。今の時代、国際規格に沿う必要性はあると思うが、意味を覚えるまでは戸惑う人も多そうだ▼と思っていたところ、新表示のポイントを示したアドバイスをネット上で見つけた。それによると「家庭で洗える桶のマークとドライクリーニングができることを示す〇のマークのみを覚えればよい」とのこと。こんなふうに前向きに「時代」に適応していくことも、暮らしの知恵ではある。