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片隅抄

2016.12.27

明日は官公庁の仕事納め、今年も大詰めである。平成28年はどんな年だったろうか▼いわき全体を見れば、市制施行50周年を迎え、9月には市議選があった。また7月には世界の野球少年が集ったワールドカップ大会、8月には(仮称)イオンモールいわき小名浜の起工式なども▼こうした出来事は全て、日々の積み重ねの上に構築されるもの。毎日を一生懸命生きる人がいてこその成果である。とはいえ、人はつい雑事に流されてしまうことも多い。そんな人間の姿を詠んだ詩がある。多忙な年末だからこそ、感じるところのある一編で、作者は常磐出身の詩人日野利春(明治42年~昭和54年)、題は「一日」▼その一部を紹介したい。「今日一日生きることは ふかい、よろこびである ひとびとは、ときどき生きていることを忘れてゐる 悲しい事である 眼の前を、よぎる 様々の色彩に、心うばはれ それが凡てになってしまふ」(「磐城春秋」昭和21年3月1日付)

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