おとそ気分が抜けきれぬ正月3日、道路横断中の男性教諭が、酒酔い運転の車にはねられ重傷を負う事故があった▼新年会など、何かと飲酒の機会が多い時期。「ちょっとぐらいなら」といった気持ちが、一生を棒に振るような重大な事故を引き起こすことになる。「飲んだら乗らない、乗るなら飲まない」を徹底し、同時に運転者には飲酒を勧めるようなことは絶対にしてはならない▼冬から春にかけて火災が多発する。昨年末、新潟県糸魚川市で起きた大火事は記憶に新しい。飲食店から出た火が風にあおられ周囲の住宅に燃え移り、144棟の家が一瞬にして灰になった。この寒空の中、焼け出された方々は、どれほど不安な思いで年を越したことか▼もし平・田町の飲食街で火事が発生したら…。この一画は店が立ち並び、道路は消防車が入れないほどの狭さ。ここで火が出たらあっという間に燃え広がり、大火事になっても不思議ではない。「火の用心」を忘れずに。