3月中旬から下旬にかけて、市内の各文化施設では、平成29年度(29年4月~30年3月)の企画展案内をチラシやパンフレットとして発表する▼これは市内ではないが、宮城県の仙台市博物館から早速、展覧会の案内が届いた。同博物館は仙台藩初代藩主伊達政宗や仙台城に関する資料が充実した施設だが、10月には「伊達政宗――生誕450年記念特別展」が開かれる▼館の収蔵品だけでなく、国内各地から貴重な政宗関連の資料を集めて〝独眼竜〟の人物像に迫るという。このほか7月にも東日本大震災の復興を祈念した「空海と高野山の至宝」展があり、市の博物館ながら充実したラインナップになっている▼今年は戊辰戦争150周年に当たり、悲劇の舞台となった会津藩ゆかりの会津若松市では官民一体となった組織を結成し、観光イベントや講演会などPR活動の準備に取り組んでいる。さて、いわきの各文化施設ではどんなイベントを企画しているか楽しみだ。