車を運転していると、眠気に誘われるほど心地よい陽光がフロントガラスから差し込み、春が近づいていることを実感する▼暖かくなり、車でドライブといった機会も増えるわけで、交通事故防止がいっそう求められる。2月21日、いわき南署管内でミニバイク運転の男性が亡くなり、交通死亡事故ゼロの記録が627日で途切れる残念なニュースがあった。南署ではこれを機に、あらためて署員一同事故根絶を誓い合ったというから頼もしいかぎりだ▼ところで南署管内の事故で、最も多いのが追突事故。全体の約7割を占める。そこで交差点での3秒前、左右折・転回時の30㍍手前での合図を徹底させるための「追突事故防止3・30(さんてんさんまる)運動」の強化に力をそそいでいる。時間帯は通勤・退社時間の事故が多く、月曜日の事故が最も多いことも分かった▼車通勤の身としては、「3・30運動」はもとより、月曜日の運転にはより一層の安全運転を心に誓った。
片隅抄