今月に入り、市内がざわざわしている感じがする。火事や交通事故が相次ぎ不安な気持ちになる▼中でも社会不安をかきたてたのが、市内の県立高校講師が起こした児童買春・ポルノ禁止法違反での逮捕、現職警察官の横領事件。特に、子どもたちを教え導く側の人たちの不祥事に、信頼を失墜させた、起きてしまったことは仕方がないでは済まされない▼県内では本年度、教職員の不祥事が後を絶たず、免職などの懲戒処分が8件あり、うち3件が市内の教職員。今回の事件を加えると4件になる。教職員の不祥事は学校、保護者ばかりか、地域に与える影響は大きなものがある。これらの学校の在校生や、今春からこの学校に通う子どもたちのショックはいかばかりか▼事が起きるたびに、綱紀粛正を求めるが後を絶たない現状を考えると、不祥事根絶のため実効性のある、さらなる対策を関係者にお願いするしかない。来年度こそ不祥事のない1年にしたいものだ。