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片隅抄

2017.03.31

自ら「宿酔」と呼ぶ二日酔いに苦しみながらも、大酒を嗜んだ詩人草野心平。彼の日記を読むと常人には考えられない酒量を胃袋に流し込んでいる▼酒飲みには酒肴が付き物。酒場を経営したこともある詩人は、考案した料理の数々に独創的なネーミングを付けたことでも有名だ。市立草野心平記念文学館「春の企画展 草野心平の詩料理編」が来月15日から始まる▼館内を足を運ぶと「居酒屋 火の車」を再現したコーナーが目に入る。ずいぶん昔、旧平駅前周辺にあったような作りに懐かしさを覚える。期間中の5月21日には「心平さんの胃袋探訪~創作料理の試食と解説」も催すという▼時節がら酒席の機会が多い。若い時分のように食は進まず、宴会料理にはあまり手を付けないが、苦みある春の山菜類は好物の一つ。さて、新入社員諸君が社会に踏み出した。余計なお世話だが、もし成人であれば一口どうだろう。これも社会勉強と言えば叱られそうだが。

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