先日、猪苗代湖に行って来た。新緑がまばゆい季節の中、自転車で湖畔を回る家族連れに出会った▼自転車は環境にやさしく健康的で、災害時には機動性が発揮できると、震災後利用が見直されている。新年度に入り、街中でも通勤、通学、遊びにと自転車に乗る人を多く見かけるようになった。観光地では周辺の名所巡りにと、無料で自転車の貸し出しをしている自治体も少なくない▼利用者が増えれば、それにともなって事故も多くなる。福島県では安全に自転車に乗ってもらおうと「自転車安全利用五則」を定めている。①自転車は車道が原則、歩道は例外―で始まる安全に利用するための決め事。結局のところ、この中でうたわれている「安全ルール、マナーを守る」に尽きるのではないか。昔、交通ルール守るあなたが救われる―という言葉があったが、的を射たものだと思う▼交通ルール、マナーを守ることは、自転車、歩行者、ドライバー、皆に言えることだ。
