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片隅抄

2017.12.13

早いもので今年も残りわずか。取引業者から新しいカレンダーが届けられ、気持ちはもう来年▼少し早いが今年を振り返ると、別れを強く意識した1年だった。同僚が退職したかと思えば、義兄が突然、亡くなった。まだ60代半ばで、これから第二の人生を楽しもうと言っていた矢先だっただけに、正直衝撃を受けた▼生があれば死があるのは当たり前のこと。突然でなくとも終わりが来ることは、頭では分かっていたが…。いざわが身に降りかかってみると、人の一生のはかなさを感じる▼この世に生を受けたからには、生の時間の長短はあるにしても、死は皆平等に訪れる。だからこそ日々、後悔や心残りのない人生を送ることが大事になってくる。ただ、ある程度納得いく人生を送れていると答える人が、この世にどれくらいいるのだろうか。日々漫然と過ごしている抄子にとっては後悔の連続だ。来年こそは有意義な1年だったと思えるような年にしたいものだ。

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