受験シーズンがいよいよ本番を迎える。13、14の両日は大学入試センター試験が行われ、県内では6885人の受験生が試験に臨んだ。18日からは県立高校入試Ⅰ期選抜の出願受け付けが始まる▼受験生は入試が集中する2月、3月に向け、さらに集中力を高め、学習の総仕上げに取り組むことだろう。3月までは受験生とその家族にとっては気が抜けない日が続くことになる。特に、母親は子どもの健康管理を預かっているだけに大変だ▼年末から今年にかけて一段と寒さが厳しく、体調を考えた時に心配なのがインフルエンザ。市内でもインフルエンザが猛威を振るっている。防ぐには手洗いとうがいが大事と同欄で何度も紹介したが、実は湿度管理も重要なのだ。室温20度、湿度60%でウイルスが激減するというから部屋の加湿は重要となる▼受験生ばかりではなく、高齢者は肺炎、小児はひきつけや急性脳症を起こすことがあるだけに、さらなる注意が必要だ。
片隅抄