連日、暑さが続いている。梅雨入りは先月10日。折しも、ご来県中の天皇、皇后両陛下が出席された「全国植樹祭ふくしま」が行われた日だった。その様子はテレビ中継されたが、どんよりと曇り風も吹いていた▼画面から伝わる中で風邪をひかれたかと思うほど、ハンカチで鼻を押さえられていた天皇陛下が気になった。きょうのニュースで体調不良を訴えられたと知り、その時の姿を思い出し、案じている▼この時季、注意したいのが昼夜の寒暖差。夜風に注意を払わず、うっかり窓を開けて、うたた寝などすると喉、鼻の調子が悪くなる。クーラーもまたしかりだ。こじらせると大病にもつながりかねない▼ここ最近、暑さが影響する疾患に「熱中症」という言葉が定着している。以前は日射病と呼ばれていたが現在、こちらはほとんど使われない。炎天下、帽子を忘れ遊びすぎた子どもが危険な状態に陥るなど、よく聞かれたものだ。油断できない季節である。