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片隅抄

2019.03.18

初めて訪れた町を旅するときは、車から降りて歩くことにしている▼抽象的表現だが、その町を流れる空気感を肌で感じることができるからだ。歩けば、自然と地元の人と話す機会も増える。それが耳慣れない方言だったらうれしいし、気になる場所を見つけたら駐車を気にせず立ち寄れる利点もある▼旅行者になったつもりでいわき駅を降りて町を歩くとがく然とする。どこに目を向けてもプロトタイプ―個性のない、ホテルなどの高層の建物と空き地跡の駐車場、コンビニが羅列している―の風景しか見えない。これはいわき駅前だけではない話で、だから、遠来の客を案内するときに困ってしまう▼会津若松市は会津藩の歴史が今を支えている。須賀川市であれば故郷の英雄・円谷英二が世に出した〝ウルトラマン〟がまちづくりの骨子にある。猪苗代町などは野口英世と磐梯山という強烈な個性が揺るがない。新しい元号のもとで、いわき市はどう進むのだろうか。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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