クリエーティブな仕事に携わっている人の頭の中は一体どうなっているのかと、感心してしまう▼身近にはコピーライターやデザイナー、名曲を残す作詞・作曲家、キャラクターを世に出す漫画家がいる。テレビの『プロフェッショナル仕事の流儀』では本の装丁、食品のパッケージや旅客列車のデザインの回が参考になった▼「タンポポみたいに旅に出た」「この旅が終わると、次の私が始まる」――『青春18きっぷ』のキャッチコピーも味がある。CMでは「地図に残る仕事」「クルマはつくらない。クルマのある人生をつくっている」などもニヤリとする▼短いセンテンスで多くの情報を伝える――は新聞の見出しもそうだ。企画広告部のときは広告コピーに携わった。建築関係の「築いたのは信頼と実績」、塾の「わたしの願いが叶う春」などをひねり出した。夏の新しい水着用につくった「大胆素敵な、わたしの夏!」はお蔵入りのまま。評価されるレベルは難しい。