かつて平、内郷、常磐、磐城、勿来の旧5市地区に存在した青年会議所(JC)。知る限りでは20年以上前から統合の機運が高まり、ついには「いわき青年会議所」と一つになって久しい▼結成時もそれぞれ異なるが、大半はいわき市誕生以前になる。その思惑もあってか、会議所間には妙なライバル意識が漂っていた。逆にそのパワーが会員活動に反映され、地域を盛り上げてきたのは確かである▼所属した旧会議所を卒業して時を経たが、当時の思い出は尽きない。仕事柄、活動イコール取材対象になるという利点もあり、紙面を飾るには十分だった。さて統合におけるプラス面とは、今でも答えが出ない▼明6日から2日間、県内JCメンバーが集う「第49回福島ブロック大会inいわき」が行われる。小名浜のアクアマリンパークなどで記念フォーラム、市文化センターで式典と催しとしては大きい。震災後、同会の柱でもある「変革」をどのような形で示してくれるか。