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片隅抄

2019.10.24

「スポーツ」「読書」「食欲」に続く言葉は、「秋」だが、今年はちょっと、いや、だいぶ違うようだ。想像を超える被害をもたらした台風が日本各地を襲う、「災害の秋」になってしまった▼いわきでも、市内を流れる川の決壊、越水によって想定外の水害が平窪、好間地区を襲った。台風の雨が収まりかけたころからなんの前触れもなく浸水が始まったという。これで一安心と言った安堵の気持ちを覆す大災害になってしまった▼追い討ちをかけるように、断水が復旧活動に水をさした。幸い、予定より早期の通水となったが、被災者にとって、復旧を妨げる最大のハンデとなってしまった▼この災害での最大の被害者は、未来ある子供たちだろう。被災の中心地区の平四小は昨日から再開した。学校が始まったとは言え、体育館も校庭も使えない状況では、心のケアも必要だろう。臨時の林間学校的な事はできないだろうか。災害支援として、そういったことも市は考えるべきだろう。

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