昨年末、肉親を病気で亡くした。3年半前にがんと診断され、入退院を繰り返した末の他界だった▼1981年以降、日本人の死亡原因の第1位はがん。約3人に1人ががんで亡くなっている。昔は不治の病と言われたが、今は発見が早く適切な治療を行えば助かるケースが増えてきている。日本対がん協会では、定期的ながん検診を受けることを呼び掛ける▼とは言っても恐ろしい病気であることには変わりがない。そこでまずはがんにならないようにすることが大事。同協会ではがんを防ぐための新12カ条を発表している。禁煙、適度の運動、塩分控えめの食事、飲酒はほどほどに―等(詳しくはがん研究振興財団のホームページを参照)。これを見て思い当たる人は少なくないのでは▼昨日は二十四節気の一つ「立春」だった。この日を境に季節は春に向かう。これは暦の上での歳時で、冬の寒さはまだまだ続くだけにご自愛のほどを。花粉症対策も忘れずに。