弊社旗をかけた軟式野球、ソフトボールの市中学校新人戦が幕を閉じた。軟式野球は平二が39年ぶり、ソフトボールは藤間が36年ぶりに優勝。平成をまたいで、令和に優勝旗が両校に戻った▼職業監督のいる私学とは異なり、公立校は顧問の異動でチームが一変する。だが、今夏の甲子園での交流試合で好試合を繰り広げた磐城高のように、指揮官を信じ、選手自らが律し、練習に励めば自ずと結果はついてくるはずだ▼文科省は先ごろ、学校における働き方改革推進本部を開き、部活動の改革などについて議論した。それによると、休日に部活動に携わることを希望しない教師は携わる必要がない環境を構築する考えだ。一方で、部活動の指導を希望する教師は兼職兼業の許可を得た上で、休日に指導を行うことができるという▼ 教師の働き方改革も必要だが、穿(うが)った見方をすれば、“やりたくなかったらやらなくていい”とも取れる。これを当の子供たちはどう思うか。