早いもので昨年10月の東日本台風から1年が過ぎた。事前に進路予想は分かっていたが、いわき地方などを襲った勢力は予想を超えた水害を引き起こし人命、財産を奪っていった▼さらに今年は世界的規模の新型コロナウイルス感染拡大。この連続した災禍のため、2年間行えない行事が本市内では多々ある。感染防止が最優先とされるため、これも仕方ないがなんとなく寂しい気がする▼この状況下、関係者の熱意が伝わる催しがある。11月1~3日、「とよまの灯台文化祭2020」がその一つ。灯台記念日、文化の日にちなんだもので塩屋埼灯台を会場に特別資料展、3日には近接する雲雀の苑でライブフェスティバルなどが開かれ、動画配信もある▼同じ日、アリオス大ホールでは、いわき総合高吹奏楽部の定期演奏会も開かれる。こちらは入場整理券が必要になるが、生徒の熱演に期待できそうだ。時節柄マスク着用での外出だが、秋の深まりが体感できよう。