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片隅抄

2020.12.15

政府は、本県沖で実証研究を進めてきた浮体式洋上ウインドファーム(大型風力発電施設)を撤去する方針を固めたという▼『福島復興』を掲げた国家的プロジェクトで、経産省から委託を受けた大手商社やゼネコン、東京大などが共同事業体を発足。約600億もの資金を投じて実用化を目指し、民間への譲渡を模索したが、採算が合わぬと10年もたたずに事業の断念を決めた▼福島、浜通りに風力関連産業を集積し雇用創出を実現させようとした目論見は、ついに泡と消えた。本県が掲げる『再生可能エネルギー先駆けの地』という目標に少なからず打撃を与えるだろう▼ただ構想当初から取材を重ねてきた身として、洋上風力については懐疑的で、本県沖に巨大な風車が立ち並ぶ将来像を描くことは最後までできなかった。「やはりか」というあきらめ感と、復興と掲げればお構いなしに事業を進め、巨額を投じる政府への不信感。これは、東京五輪にも通じる思いだ。

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