職場環境が大きく変わり、朝夕の通勤帰宅時に、ときには平市街地での取材に自転車を活用している。1分1秒を争う際に車を使えないのは痛いが、分刻みで数手先を読み行動すれば意外と何とかなるものだ▼コロナ禍で趣味のフットサルはお預けに。下戸のため自然と食べることがストレスのはけ口になり、気付けば流行りの〝コロナ太り〟一歩手前。それだけに自転車は思わぬ救世主となった▼本市では今春、白砂青松広がる美しい景観を生かした全長53㌔のサイクリングロード「いわき七浜海道」が全線開通した。点々とする港を結び、復旧・復興事業で整備された防潮堤などを走るルートで、週末ともなると愛好家の姿が目につく▼全国的な知名度を誇る平競輪場に日本パラサイクリング連盟も事務所を置く。日照時間も多いとなれば否が応でも〝聖地〟化への期待は高まる。抄子もいつかはあこがれのロードレーサーを手に入れ、七浜を颯爽と駆け抜けたいものだ。