先月30日まで市内に出されていた「まん延防止等重点措置」が解除され、繁華街に明るさが戻ってきた▼とは言っても、コロナが収束したわけではない。以前と比べ感染者数が減少したに過ぎない。先日、なじみの居酒屋に顔を出した。店内は行政の指示に従い感染対策を徹底していたが、客はといえば大声で話すなど、感染に気を付けているとは思えなかった▼専門家は全国で感染者数が減少したのは、ワクチン接種が進んだことと、１人１人が感染対策をしっかりと行った結果だと分析する。裏を返せば感染対策がおざなりになれば、また元の状態に戻る可能性があるということだ。ここで気を緩めることなく、感染対策をしっかりとしたい▼これからはインフルエンザの流行期に入る。昨年はコロナ対策が効を奏し、インフルは極端に抑えられた。コロナ、インフル感染防止に共通することは、うがい手洗い、マスク着用の徹底だ。これを基本に対策の強化を。
