師走に入り、気温がぐっと下がり始めた。これからはさらに寒さが厳しい季節を迎える▼昨年はうがい手洗い、マスクの着用と、コロナ対策が徹底されたため、インフルエンザ患者が抑えられた。今年はインフルエンザの感染防止に十分な免疫を持つ人が少なく、来年にかけて流行が予想される。医療機関では重症化リスクが高い高齢者を中心に、インフルエンザワクチン接種を受けるよう求めている▼寒い日が続けば、外での時間よりも室内で過ごす時間が増えるようになる。暖かい部屋の中にいると、つい換気を忘れがち。室内の乾燥が続くと、インフルエンザ、コロナウイルスが増殖する。室温20度、湿度60%でウイルスは激減するというから、換気に加え加湿器を上手に使いたい▼ここに来て、コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が世界中で流行の兆しが見える。これまで以上に室内換気や手指消毒など感染防止策を徹底し、体調管理にも万全をきしたい。