2022.02.24

　新型コロナ感染の不安を引きずりつつも、「やっぱりね」の言葉のごとくあきらめムードが漂う「まん防」の延長。そんな中、あるなじみの飲食店に顔を出してみた▼20日までは休業していたというが、常連客からの声、長期にわたる休業での店の存続の危機から時短営業に踏み切ったという▼「俺達はまだいいんだよ」の店主の一言から恨み節が始まった。店側は協力金が得られるが、酒屋、八百屋等食材関連の店には同様の補償は得られない。本当に困っているのはそういうところだとも言っていた▼今回のオミクロン株は今までのとは性質が異なっているが国の出す対策に変わりはない。人流の抑制は理解できるが飲食店を狙い撃ちにするのはいかがなものか。金を出すから従いなさいというのは、震災後の大物政治家の発言を思い出す愚策といえよう。一方、宮城県のように「まん防」を要請しない県もある。それらと比べて状況が同じだった場合の政府の反応に注目だ。