先日、保育園に通う孫が信号機のない横断歩道で「左見て右見てと言って」と抄子に頼む▼その通りにすると、孫は左右確認の後手を挙げて横断歩道を渡り始めた。孫に話を聞くと保育園でそうするように教わっていると。新聞で警察が手を挙げての横断を推奨してからは、横断歩道での子どもの事故が減ったと報じていた。信号機のない横断歩道で人が立っている場合、車の停止が義務化されたことも事故減少につながったことは言うまでもない▼一方で止まらないで通過する車も少なくない。そんな車を見ると急いでいるのかな、などといらぬ気をまわしてしまう。しかし、それは理由にはならない。もし車が止まってくれるものと信じ横断歩道を渡り始めたら、車は止まらず事故に遭ったでは大ごとだ▼子どもは何かに気を取られていると、交通ルールも忘れ道路に飛び出すことがある。横断歩道は歩行者優先でドライバーは常にやさしい運転を心掛けて。