梅雨も明け、コロナの感染状況も落ち着きを見せ始め、いよいよ全国的な旅行支援キャンペーンがスタートしようとしていた矢先、「BA5」と名付けられたコロナの変異株の猛威が迫ろうとしている▼夏本番を迎え、レジャー関連等我慢を強いられてきた国民、そしてなにより、旅行関連業者の落胆ぶりは容易に想像できる。案の定、旅行支援の開始も延期されるとの報道があった。いつまでこんなこと続くの?誰もがそう思っているに違いない▼そもそも日本は「ゼロコロナ政策」ではないはず。にもかかわらず連日テレビでは感染者の数の発表をしている。何か矛盾を感じる。感染そのものを最重要しているかのようだ▼重要視すべきはその内容ではないだろうか。入院の必要がある重症患者の数で判断されるべきだろう。無症状の人まで「患者」のくくりにされたのでは旅行関係者どころか経済が破綻する事態に追い込まれる可能性もある。制度の見直しが必要だろう。