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片隅抄

2023.03.06

震災から12年を迎えた今、福島第一原発で満杯になりつつある汚染水から放射性物質を取り除いて希釈した処理水を海洋放出する問題がヤマ場を迎えている▼国・東電側と漁業者ら関係者の主張が対立する構図は変わらない。処理水の安全性を訴える国・東電側だって本音はどうなんだろう。処理水放出反対の立場からはトリチウムなどへの不信感とともに、また再燃するかもしれない漁業への風評やデマに身を切られる思いだ▼97年に起きた諫早湾干拓での堤防排水門〝ギロチン問題〟を思い出す。漁業者の反対を押し切って国は293枚の鉄板を海に落として湾と干拓を分離した。福島ではどういう結末になるのだろう▼高校生は訴える。「知識がない中で怖がるのではなく、何がどう危ないのかを理解した上で正しく怖がろう」。この言葉は重い。しかしいわきにはそれを学ぶべき科学施設がない。知識と理解を醸成させるための常設の施設を一日も早く造るべきだ。

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