あすから新年度。このうち市役所では、人事異動に伴う辞令交付が順次行われている。その一つに人的交流の一環として国、県の機関、民間に派遣される、または戻ってくる職員に辞令が渡され、違う世界での経験を市政に生かしてもらいたいと内田市長は期待を込める▼自身も文科省から各県に出向したこともあり、その成果は訓示で述べている。来月3日は、新規採用職員に対する辞令交付式がある。初々しい諸君に公僕としての使命を全うし、市民に尽くしてほしいなどと過度の期待はよそう▼市役所には取材の関係で電話をかけることがよくあり、受け取った職員さんが苗字を名乗る。先日亡くなった四家元市長の時代からと記憶しているが、よい慣例だ。ただし一部では、それがない。どうしたものかと思う時がある▼こちらも業務上、記事等に関する問い合わせが来る。時に理不尽とも思える内容もあるが、相手から問われれば名乗る。まずは誠意を伝えることだ。