県議選投票日が刻々と近づく。令和元年の東日本台風、今年9月の台風13号に伴う記録的豪雨と改選期は奇しくも自然災害と遭遇している。前回の自粛ムードとは異なり、公示後は各陣営の選挙カーが声を上げている▼気になるのが昨今の投票率低下。県議選のうち、平成27年は県全体で46・67%と半数を割った。続く令和元年は41・68%。同じく、いわき市においては45・51%、さらには41・68%と低調感に拍車をかけた▼一筋の光明とは、まだいえないが期日前投票の出足が良い。市選管によると3日の開始日が2342人。前回比約2倍の1265人増となり、9日まで累計2万6700人と同じく1000人以上多い▼前回の最終計は、3万4686人。きょうを含め、あと2日間でこの数字を凌駕できるかと、かすかな期待を抱く。もっとも、大切なのは当日投票所に足を運ぶこと。有権者の1票は決して軽くない。民主主義の根幹でもある選挙に行くべきだ。