梅雨シーズン真っ盛り。蒸し暑い日が続き夜は寝苦しく体調管理には注意したい▼今月に入ってからも日々の生活に欠かせない食品や日用品といったさまざまな商品が値上げされ家計の負担は増している。物によっては二度三度と値上げが繰り返され、家族の多い家庭や年金暮らしの高齢者、低所得層からは悲鳴が上がっている▼岸田総理は8月から3カ月間酷暑乗り切る緊急支援として、電気、ガスの政府補助の復活、所得税に対する定額減税の実施と手を打ってはいるが…。ただ補助にしても、冷房で電気代がかさむ7月ではなく8月からということに国民からは、行き当たりばったりで低迷する内閣支持率の浮揚策ではと冷ややかな反応だ▼定額減税も税収は足りるのか、減税して大丈夫なのか、後で増税といった形で手痛いしっぺ返しにあうのではないかと、素直に喜べないのが国民感情だろう。自分の保身に走るのではなく国民に向き合った政治をしてほしいものだ。