第56回いわき市民文化祭がいわき芸術文化交流館「アリオス」、市文化センター、各公民館などを会場に先月末から始まっている。ここ数年は豪雨被害、コロナ禍で自粛が続いてきたが、以前の姿に戻ったようだ▼過半数割れ、大躍進、現状維持など連日与野党の議席予測が報じられる衆院選挙のさなかにも、各地区で市民の発表の場が開かれる。文化祭の期間は、11月末までのロングラン。主に土、日曜に催されるため、会場に足を運ぶのもよいだろう▼文化的催しの一つにヨツクラムジカヘッズ主催の地域学講座「いわき四倉学・自然科学編」の第1回が11月3日に開かれる。研究者による座学とフィールドワークを交えながら、全4回にわたり古里の地学に理解を深める▼当日は「白亜紀コハクに入っていた新種ハチ化石発見」をテーマに世界最小級のムカシホソハネコバチ属の新種発見者、鈴木千里さんが講師を務める。受講申し込みは、四倉商工会まで。
片隅抄