政治なんてしょせん誰がやっても同じだから……と棄権を続けてきたが、先の市議会議員選挙では数年ぶりに票を投じた▼と言っても、誰がどんな人かわからないので、仕方なく地元の立候補者の名前を書いたにすぎない。近所にEという先輩がいて、専業農家の傍ら集落の区長や農業委員、消防団など数多くの役員を務め、わが集落のために働いてくれているのを身近で知っている。この人になら這ってでも投票に行くと常々思っているのだが…▼明日は衆議院議員選挙。テレビやSNSを見ていると、どの党も醜い足の引っ張り合いで、信頼できる具体的な公約を聴けない。選挙期間中、いくら「国民のため…」と外ヅラは良くても、保身のための政治家でない二枚舌の政治屋にしか見えない▼どんな器の人間なのか知りもしないのに投票するのは無責任のような気もする。やはり地元優先なんだろうね。どの党に? 裁判官の審査もあったな。不真面目なのはわたしだけか。
片隅抄