今年は記録的な猛暑の後は厳しい残暑が続き夏を長く感じたが、11月に入ってからは朝晩の寒さが身に染みるようになった▼立冬が過ぎると次は小雪。日暮れも早くなって冬本番はもうすぐそこまで。10月30日付け弊社1面に冬の使者ハクチョウの飛来を告げる記事が載っていた。場所は小川町の夏井川。記事を読むと今年の初飛来は10月20日。昨年の12日より1週間ほど遅れの12羽が舞い降りた▼例年、300羽ほどまで増え、来年の3月20日ごろから北帰行が始まる。紙面には田んぼで羽を休めるハクチョウの群れが、コウコウ、コウコウとにぎやかな声を上げ、仲間のハクチョウとおしゃべりを楽しむ姿が写っていた。近いうちに会いに行ってみようと思う▼会社から見える山の緑がいつの間にか赤や黄色へと色づき始めた。紅葉前線が山から麓へと降りてきている。日々の忙しさにまぎれ紅葉狩りの機会を逃しているが、せめて秋の味覚に深まりゆく秋を感じたい。