現在、放送中のNHK朝の連続テレビ小説「おむすび」。九州、関西と舞台を移しながら若い女性が食を通じ、栄養士として奮闘する姿を描いている。視聴率低迷などといわれているが、確かに前半のもたつきは気になった▼時代背景は約30年前。1995(平成7)年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」が主人公とその家族の巻き込む。実際、日の出前の午前5時46分、最大震度7が震源に近い兵庫県神戸市周辺などを襲った▼当時、こちらはテレビの情報番組を見ていた。その途中、一報が入ったと記憶している。物語はさらに下り、2011(平成23)年3月11日の東日本大震災に移る。先の大震災を経験した主人公らが、東北の被災者にできることを模索していく▼昨年1月の能登半島地震は未だ深い爪痕を残している。さらに宮崎県でも大きな揺れがあったばかりだ。地震は時を選らばないが1~3月という季節が多い。胸騒ぎがするのは気のせいか。