自宅で東京キー局が映ることがちょっとした自慢なのは、いわき市中部や南部に住んでいる人ならば理解できるだろう。お気に入りの番組に、テレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」がある▼太川陽介さんと蛭子能収さんのコンビで始まり、現在は〝W〟を冠して続いている。地元の人に聞いて新たな路線を発見したり、県境で途切れて何㌔も歩いたりと、毎回ワクワクしながら見てきた▼路線バスを巡っては、いわき市ではドライバー不足や働き方改革に伴い、大幅に減便する事態となったが、うちいわき駅と中央台などを結ぶ夜間のバスが、1月から3月にかけて実証運行された。3月7日で終了予定も、好評につき平日に限って31日まで延長された▼震災前には「深夜型お帰りデマンドバス」が設定され、最終便はいわき駅前を午前0時半に出発した。平の街のナイトタイムエコノミーを活性化するためにも、大胆な試みを期待したい。市の協力は不可欠だ。