作詞・なかにし礼、作曲・筒美京平。どちらも鬼籍に入ったが、稀代のヒットメーカーがタッグを組んだ作品に「AMBITIOUS JAPAN!」がある▼ユニバーサルミュージックによると、2003年10月に控えた東海道新幹線の新ダイヤと品川駅開業に合わせ、JR東海の会長だった葛西敬之氏から、なかにし氏に「この機会に日本を元気にするような新・鉄道唱歌を作ってほしい」と依頼があったという▼楽曲提供を受けたのはTOKIO。キャンペーン自体は同年で終了する予定だったが、好評を博して延長され、およそ20年にわたって新幹線の車内チャイムに楽曲が採用された。出張の際はこれを聴くのが楽しみだった▼メンバーの1人・国分太一さんのコンプライアンス違反をきっかけに、TOKIOの解散が決まった。しかしDASH村の縁で、県民を勇気づけた日々は色あせることはない。城島茂さん、松岡昌宏さんはこれからも福島にとって「勇者」だ。