日本自動車連盟の調べによると、信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしている時、本県の車の一時停止率は74・5%。約3割弱の車が止まらないことが分かった▼横断歩道で歩行者がいる場合、車は一時停止が義務付けられている。にもかかわらず…。先日のこと、横断歩道で下校途中の女の子数人が車が止まるのを待っていた。複数の車がその前を走り去っていった。止まるものと思って横断歩道を渡り始めたら、見ていてヒヤッとした▼別な日には、車で右折の信号待ちをしていた時、若者がスマホ画面を見ながら横断歩道を渡り始めた。真ん中あたりで信号が点滅。若者はスマホに夢中でそのことに気づいていない。幸い、信号が変わっても車が止まっていたので事故にはならなかった▼信号機のない横断歩道での車の一時停止、歩きスマホは道交法で禁止されている。交通事故を減らすためにも、ドライバー、歩行者はあらためて交通ルールとマナーの確認を。