今夏の猛暑のせいか紅葉時期がずれ込んでいる。今が盛りと思うほど広葉樹の色づきが目立つ。特に市内のスポットを訪れるわけではないが、道すがら見える鮮やかな黄色のイチョウには惹かれるものがある▼随分前のことだが、友人の車で川内村にある草野心平ゆかりの「天山文庫」に向かう際、鹿又川渓谷で見た紅葉の美しさが記憶にある。その後、紅葉の頃に同ルートを通ったが、いまひとつだった。色づきにもタイミングがあるのだろう▼暦の上では、すでに冬。日によっては朝晩の冷え込みもきつく、起床もスムーズにいかない時もある。加えて、市内でのインフルエンザ感染が拡大している。県の報告によると、人数ベースでは前週822人に対し、1186人が感染している▼発熱による関節の痛み、極度の倦怠感。個人によって症状も異なるがつらさは同じ。手洗い、うがい、人込みを避けるなど、ワクチン接種を含め、まずは予防に尽きる。