昭和40~50年代、わが家の大みそかは日本レコード大賞からNHK紅白歌合戦というのが定番だった▼グループサウンズ全盛期から新御三家が活躍するころで、彼らが歌い始めると祖父母は決まって「ああ、うるさい!何歌ってんだかわかんね!」と苦虫を噛みつぶしていた。北島三郎や八代亜紀、五木ひろしらが登場して機嫌が治るのである▼「だから年寄りは」と眉をひそめていた孫は67歳になり、今度はアルファベットやカタカナばかりの出演者に「あれで日本語か!歌詞がわからね!」とボヤいては、娘に「いつもソレ言うよね」と笑られるのだ▼『昭和100年』ということで昭和歌謡の特集番組を見ることがある。やっぱりね、昭和の歌はいいですよ。阿久悠、なかにし礼、千家和也、山口洋子、星野哲郎…曲もさることながら、胸に刺さる歌詞の何と多いことか。サブちゃんが引退して大トリの「まつり」を聞けなくなってから紅白は見ていない。さて今年は…。