尚志が帝京長岡(新潟)を破り、7年ぶり3度目の4強を決めた全国高校サッカー選手権大会の準々決勝。仲村浩二監督は優勝を「アレ」と表現し、選手に過度なプレッシャーを与えず目前に集中するよう説いたそうだ▼「アレ」と言えば、阪神を球団史上2度目の日本一に導いた2023シーズンの岡田彰布監督の名言。セ・リーグを制した試合では岩崎優投手が、この年に急逝した同期の横田慎太郎さんの登場曲「栄光の架橋」でマウンドに向かい、胴上げ投手に。約4万人が甲子園でこの曲を大合唱した情景は今も心に焼き付いている▼先日の箱根駅伝では青山学院大の選手たちが、昨年亡くなった盟友の皆渡星七さんへの思いを胸に激走。体に書かれた「★7」の文字や七つ星の刺繍が印象的だった▼スポーツはよく『筋書きのないドラマ』と表現される。今年はどんな物語が生まれるのか、本紙では目標に向かい懸命に走るいわきのアスリートたちを応援していきたい。