東日本大震災、東電福島第一原発事故から15年。復興状況の視察のため6、7日の日程で福島県を訪問された天皇、皇后両陛下と長女愛子さま。双葉郡の各町に足を運ばれ、歓迎を受けた▼滅多にない皇室取材だが、こちらは退位前の上皇さまが上皇后さまと、本市などを訪れた2018(平成30)年6月以来2度目。今回の初日は、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館での取材▼現地に入り、雰囲気からして次元が違った。警備陣の視線もきつくスケジュール調整の県担当者のチェックも抜かりない。これらが万全に整った上でのお手振りとなる。2日目は大熊町役場で待機した▼社名入り腕章をしながら、室内を見て回っていると男性職員の方から「いわき民報さん!」と声をかけられた。「いわき市に行くたび、御社で新聞を買ってくるんですよ。この前は日曜で休みだったなぁ」。予期せぬ出来事に驚いたが、前日からの緊張がほぐれた気がした。