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片隅抄

2026.06.14

市立美術館で企画展が開かれる際、関連商品の販売がある。取材が終わると置かれているコーナーを一通り眺めるが、購入したことはない▼ある時、酒場でご一緒した同館職員に「館内に常設の販売コーナーがないのか」と聞いたら、その作家のみを認めることになるからできないと言われた。このあとは、酒の勢いも手伝い口論になった記憶がある。美術のエキスパートに論争を仕掛けても勝てるわけがない▼おなじみのいわき市民美術展覧会(市美展)は書、絵画・彫塑、陶芸、写真の各部の展示に足を運ぶが毎年、応募者の創意がうかがえるが、自ら制作側になることはない。見て楽しむ者に最適な「『いわきアートライン』をめぐるツアー」の北部コースが13日実施された▼市内ギャラリーと作家アトリエを訪れる市立美術館友の会の主催事業。美術論など不要、絵画が好きでよいのだ。敷居は高くなく、気軽に訪れる機会になる。定期的に続けて欲しいものだ。

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