今年3~4月にかけて、NHK総合で放送されたドラマ『魯山人のかまど』。傲岸不遜の人物と評される一方、希代の芸術家として現在まで名を残す北大路魯山人(1883~1959)の姿を俳優藤竜也さんが演じた▼第1回では、人を食った言動でも知られ、日本独立の基盤を作った宰相吉田茂にアユ料理を提供した。京都で取れた天然アユを生かしたまま、神奈川県大磯の吉田邸まで運び、その場で塩焼きにした▼癖のある2人だが互いを認め合いながら、吉田役の江本明さんが『がぶり』と食し、そのうまさに瞠目するが、こちらアユとはご無沙汰が続く。南地区担当時、毎年6月のアユ釣り解禁日には取材し、ご相伴にあずかったのだが▼来週25日、「鮫川鮎まつり」が遠野町滝字上川原地内の河川敷で開かれる。小学生以下によるアユつかみ取り、塩焼き販売、友釣り体験ほか、ルアー講習会など大人から子どもまで楽しめる。涼を求めるのもよい。