『小さいコトが気になります』
著 者:益田 ミリ
出版社:筑摩書房
価 格:660円(税込み)
※紹介する人:上野台麻子さん
日常のどうでもいいことこだわって確認してみた
日常のちょっとした気になること、思わず確認したくなってしまうこと、皆さんにもありませんか?
本書は、著者益田ミリさんがどうしても気になって確認してしまう日常のアレコレを綴ったエッセイとなっています。
例えばスーパーで買い物をしていると、ついつい気になってしまう他人の買い物カゴの中身。カゴの持ち主は今日何を食べるのか? この中身だとカレーかもしれない。
はたまた別のカゴの中身をのぞいてみると、割引されたお弁当がひとつだけ。一瞬寂しいと感じるが、案外そうでもないかもしれない。
そんなふうに、いけないと思いつつカゴの中身から推察してしまう他人の生活。そのほかにも、日常の中で思わず気になってしまう様々なエピソードが満載です。
人によっては全く興味がなかったり、あるあると共感したり、感じ方は様々かと思いますが、試しに読んでみてぜひ確認してほしい1冊です。
(鹿島ブックセンター勤務)