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中央台・いわき光洋高前から産出化石 クジラの新属新種と判明

 市教育文化事業団は1日、平成7年9月に中央台高久で発見されたクジラの化石が、ヒゲクジラ類の新属新種と判明したと発表した。和名は地層名に加え、いわき光洋高前ののり面から産出したことから、「ナカヤマコウヨウクジラ」と付けられている。福島県で見つかったクジラの化石としては初の新属新種で、前期中新世最後期(約1600万年前)の地層から出てきたため、県産の新種とされたほ乳類化石では最も古い。現在のナガスクジラやコククジラの仲間の進化を考える上で、重要な手がかりになるという。
 研究はフタバスズキリュウの化石を掘り当てた鈴木直氏(市教育文化事業団=当時)と、木村敏之氏(群馬県立自然史博物館生物研究係長)、長谷川善和氏(同館名誉館長)との共同で展開した。木村氏は「これはまったく知られていないクジラ。化石は約1600万年前の地層から発見されたが、当時はいろいろなクジラが出現したとされ、進化の過程を知るきっかけになる」と意義を強調した。

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