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市内一の歴史・平四小が150周年式典 学制発布すぐに地域の熱意で創設
市内で最も歴史がある平四小(千葉朋之校長)=平下平窪=の創立150周年を祝う記念講演と記念式典が11日、同小体育館で開かれた。同校の開校は、日本最初の近代的学校制度を定めた基本法令「学制」が発布された3日後の明治5年8月5日。専門家から、全国的に多くの学校が発布翌年の明治6年に創立された中、地域住民の熱意でいち早く開校にこぎ着けたとの見解が示され、在校児童は「子どもたちに勉強をさせてあげたいとの地域の願いや思いを未来へ引き継いでいきたい」と決意を述べた。
同校の前身となる下平窪小が安養寺、大室小が大運寺に創設され、昭和41年10月にいわき市立平四小に改称された。令和元年10月の東日本台風で被災し、地域住民の避難所のほか、自衛隊が被災者支援や近隣住民へ風呂を提供する駐留地、市の出張所にもなった。