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小川支所の新庁舎が来年1月に供用開始 東日本台風踏まえた水害対策も

 令和元年10月の東日本台風で被災し、仮設庁舎で業務を行っている「市小川支所」について、来年1月30日に新庁舎の供用を開始する。新庁舎はJR磐越東線の小川郷駅わきに位置し、鉄骨造り2階建てで、1階には市小川・川前地区保健福祉センター、いわきネウボラ(子ども相談窓口)に加え、地域コミュニティーの推進を図る「市小川地域活性化センター」が併設され、2階に支所を置いている。
 市は東日本台風の被災前から、小川支所の建て替えを計画していた。旧庁舎は木造2階建てで、旧小川町役場として昭和31年9月に建設されたため、老朽化や、バリアフリー対策の不足などが指摘されていた。
 東日本台風では夏井川の氾濫によって、床上1・7メートルの浸水が生じ、1階部分が水没。小川公民館で窓口業務を再開した後、令和2年6月から、現庁舎の敷地に整備した臨時庁舎に移った。
 新庁舎ではこうした経緯から、1階は福祉や子育てに対応した上で、2階に支所や会議室、備蓄倉庫を設けており、有事の際も地域の防災拠点として機能する。水害の状況を踏まえて、追加的な浸水対策として、土台は当初の計画から40センチ上回る2・0メートルのかさ上げとした。

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