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磐城農業が県勢初の快挙 和牛甲子園で優良賞に 女子生徒6人が取り組む
全国の農業高校の生徒たちが、和牛の肉質や取り組みを競う「第6回和牛甲子園」で、磐城農業高が枝肉評価部門の優良賞に輝いた。和牛甲子園で県勢が入賞するのは初の快挙で、同校は55頭が出品した中で3位相当の結果を残した。
出品に当たっては、畜産に興味のある女子生徒6人が協力して、和牛の肥育を進めた。25日に植田町の同校で、大会に関する報告を行った。
和牛甲子園は19、20日、東京・品川グランドホールをメーンに開催された。同校が出品したのは「あさがお40号」と呼ばれる29カ月の雌で、最高ランクのA5に認められたほか、霜降りの等級・BMSも最も高い12だった。単価も1kg当たり3012円と、平均を上回る価格が付いた。
メンバーを率いる清水凛心さん(2年)は「将来的に、いわきの和牛をブランド化するためにも、いっそう活動を頑張りたい」と意気込む。現在は来年の大会に向けて、2頭の和牛を育てており、飼料管理に力を入れていると明かした。
生徒たちが育てた和牛は2月4日午前10時から、中岡町六丁目のマルトSC中岡店で販売される。