港町に春を告げる「つるし雛(びな)飾りまつり」が28日、2年ぶりに中之作漁港前の古民家「清航館」で始まった。2月5日まで。
昨年は市内にまん延防止等重点措置が発令され、直前に開催を断念。今年はパッチワークちりめん細工教室「ままや」を主宰する中川敬子さん(76)=小名浜=と教室生約30人が、願いを込めて制作した約5千体以上が飾られている。
同まつりは、同教室が、中之作を中心に空き家修復やコミュニティーづくりなどに取り組むNPO法人「中之作プロジェクト」とともに運営。古布ちりめんで製作した桜や梅、ツバキなど季節の花々や縁起物、干支(えと)のウサギなどが古民家の内外を華やかに彩っている。
中川さんは「赤を中心に華やかな色合いの作品が並んでいます。会期も長いので、普段見られなかった方も足を運んでいただけるのでは」と話す。午前10時から午後4時まで。
2月11日から3月3日までは、アクアマリンふくしま1階ホワイエで開かれる「アクアマリンのひな祭り」でも、ままやのつるし雛がお目見えする。
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